ペキニーズ

ペキニーズってどんな犬?

●体高:約15~25cm

●体重(理想):オスは5kg以下。メスは5.4kg以下。

●抜け毛:多い

●吠えやすさ:少ない

●運動量:少ない

 

特徴

小型で、見た目は、頭が大きく、鼻ペチャの平たい顔で、全体として真ん丸でずんぐりむっくりな印象を与えます。獅子またはライオンドッグと表現されることが多いです。体格はがっしりしており、ローリング(横揺れ)と呼ばれる歩き方をします。性格は、長い被毛の、外見の美しさや繊細さとは打って変わって、大胆で物怖じせず堂々としており、独立心や自尊心があり、少し頑固さや強情さもあると思われる犬種です。飼い主家族には忠実ですが、子どもの相手をするのは得意ではありません。

 

しつけは、容易ではなく、時間を必要とするでしょう。子犬の時からしっかりしつけることが大切です。また、被毛が長いため、定期的にトリミングする必要があります。ブラッシングもこまめにしてあげるとよいでしょう。鼻の周りにあるシワの間も拭いてあげてください。しかし、運動はさほど多く必要としません。暑さに強いわけではなく、屋外よりも屋内で飼うことをおすすめします。

 

歴史

ペキニーズの祖先犬は、チベットに由来し、古来、中国の国王に贈り物として貢がれた犬種です。中国宮廷から門外不出とされ、宮廷内で繁殖が行われ、記録としては8世紀の唐の時代にまでさかのぼります。そして、ペキニーズは、可愛がってくれた皇帝が亡くなると、その柩を墓まで先導する役割を担うようになり、1911年の西太后の葬儀で、「モータン」という名前のペキニーズが、お墓まで棺を導いたと言われています。また、ペキニーズの繁殖がピークに達したのは、道光帝(1782~1850年)の時代だったと言われています。

 

そんなペキニーズが、国外にもたらされるのは、1860年のアヘン戦争の時でした。宮廷で見つかった5頭のペキニーズが戦利品として持ち去られ、その内の1頭がイギリスのヴィクトリア女王に贈られ、「Looty(ルーティ)」という名前が付けられたと知られています。そして、イギリスでも、しばらくは、稀な犬種として留まり、伝えられるところによれば、ペキニーズがイギリスで初めてドッグショーに出展されたのは、1890年代前半のことで、「Pekin Peter(ペキン・ピーター)」という名前だったそうです。けれども、次第に一般の人々の間でも人気が広がりました。アメリカにも自然とその人気が伝わり、最初のペキニーズがアメリカ・ケネル・クラブ(AKC)に登録されるのは、1906年のことでした。

 

ちょこっとコラム

■JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)が公開している登録頭数によると、2001年の27位以降、徐々に人気が上昇し、2013年では20位になっています。