イタリアン・グレーハウンド


イタリアン・グレーハウンドとはどんな犬?

●体高:32~38cm

●体重:5kg以下

●抜け毛:少ない

●吠えやすさ:中くらい

●運動量:中くらい

 

特徴

飼い主に対して忠実で愛情深い他方で、警戒心があるからか人見知りするところがあるようです。温和ですが、やんちゃで甘えん坊な一面もあります。動作は機敏で、運動が大好きです。走ったり飛んだり跳ねたりします。視覚ハウンドのグループに属し、走るのが速いです。毎日、散歩をしたり、たまに自由運動を取り入れてあげたりするとよいでしょう。ただ、動くものを追いかけてしまうところがあるので、自由運動の際は注意するようにしましょう。

 

見た目は、小さい頭に長い首、華奢とも言えるスレンダーな体つきで、長い四肢をもっています。気品があり、エレガントで優美な雰囲気とも言えるでしょう。被毛は、ツヤのある、かなり短い毛で、寒いのが苦手なので、服を着せることに抵抗がなければ、着せてあげるとよいでしょう。グルーミングを頻繁にする必要もなく、散歩の後などに、湿らせた布で拭いてあげるお手入れでよいでしょう。体臭も少なく、屋内で飼うことをおすすめします。

 

歴史

 「イタグレ」とも略される犬種で、グレーハウンドが祖先犬だと言われています。このイタリアン・グレーハウンドに似た犬のミイラがエジプトで見つかっています。また、イタリアン・グレーハウンドに似た犬の記録は、はるか古代ローマにまでさかのぼります。そして、中世にいたって、南ヨーロッパ全域に広がります。「イタリアン」という名称がついているのは、イタリア・ルネッサンス期での人気を反映してのことでしょう。この犬種は、巨匠のものを含めた多くの美術品に登場します。

 

イギリスへは、17世紀に渡ります。そして、スコットランド女王メアリー、チャールズ1世、ヴィクトリア女王の治世には、この犬種の人気は頂点に達します。ただ、戦中の犬の交配をする余裕がなかった時代に絶滅危険水域まで徐々に減少します。しかし、アメリカ・ケネル・クラブ(AKC)に1886年に公認され、少数ながらもアメリカでもちこたえたイタリアン・グレーハウンドは、絶滅の危機を救うことになったようです。世界大戦が終わる度に、アメリカで交配されたイタリアン・グレーハウンドが輸入され、ヨーロッパでのこの犬種の回復へとつながっていくことになりました。

 

ちょこっとコラム

■JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)が公開している登録頭数によると、1999年の53位から、めきめきと順位をのばし、2013年には23位になっています。