狆(チン)

狆(チン)とはどんな犬?

●体高:約25cm

●体重:2~3kg

●抜け毛:少ない

●吠えやすさ:少ない

●運動量:少ない

 

特徴

優雅さや気品を漂わせている外見に、利口で温和な性格の持ち主です。また、遊び好きですが、おとなしく、散歩も短くてよく、これといったクセが見られないので、初めて犬を飼う人や高齢者にとっても扱いやすいでしょう。ただ、膝が弱い傾向にあるので、床は、フローリングなど滑りやすい場合は、マットなどをひいて、足のブレーキがききやすいように工夫して上げるとよいでしょう。屋外ではなく、屋内飼育が向いている犬種です。

 

被毛が長いので、他のよく毛が抜ける犬種を飼ったことがない方は、抜け毛が多いと思われることもあるかもしれません。二層構造の被毛ではなく、細くて柔らかい上毛があるだけですが、こまめにブラッシングしてあげると、もつれることもなく、綺麗に被毛を保てるでしょう。

 

歴史

記録によると、奈良時代の732年、朝鮮半島、当時の新羅という国から聖武天皇に献上されたのが狆にまつわる犬だと考えられています。ただ、他の記録によれば、672年にも新羅より天武天皇に「狗」が贈られたようで、これが狆に関係している犬であれば、狆の日本での歴史はもっと遡ります。また、狆の日本への持ち込みの経緯として、日本から中国(当時の唐)や朝鮮半島北部より北側(当時で言えば渤海)に派遣された使者が、日本に持ち帰ったという記述も見られます。さらには、室町時代以降に伝えられた短吻犬や小型犬こそが、今日の狆につながっているという説も存在します。

 

「狆」という漢字は、中国にはなく、和製漢字で、当時は屋外で飼うとされていた犬に中で飼う犬が出てきたことからそのように表されたり、狗と猫の中間にある犬だからとされたりしています。「ちん」という読み方は、「ちいさいいぬ」が「ちいさぬ」、「ちいぬ」、「ちぬ」、「ちん」と言葉が短くなったと言われています。

 

近世では、犬公方とあだ名をつけられることになった、江戸時代の5代将軍徳川綱吉の治世下、江戸城で飼育されていたと言われています。そして、1853年、鎖国をしていた江戸幕府に開国を迫ったアメリカのペリー提督により数頭が海外へもたらされ、議論の残るところではありますが、その内の2頭がイギリスのヴィクトリア女王に献上されたとも言われています。それから、アメリカ・ケネル・クラブ(AKC)により狆が公認されたのは、1888年のことです。

 

ちょこっとコラム

■JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)が公開している登録頭数によると、2000年に43位でしたが、めきめきと順位を伸ばし2013年には30位になっています。

 

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