ボーダー・コリー

ボーダー・コリーとはどんな犬?

●体高(理想):53cmくらい

●体重:14~25kg

●抜け毛:多い

●吠えやすさ:中くらい

●運動量:多い

 

特徴

賢そうな顔つきに好奇心旺盛かつ警戒心のある性格です。優れた記憶力や理解力をもち、非常に知能が高い犬種だと言われています。体型的には、やせているよりも肉付きのよい感じの方が好ましいです。

 

また、エネルギーにあふれ、運動神経もよく、フリスビーや障害物競走のようなアジリティ等のドッグスポーツが得意です。もともと牧羊犬で、たくさんの運動量を必要とし、運動不足になると、欲求不満から飼いにくいことにつながるので、そうならないように1日に最低1時間は運動をさせてあげましょう。人が普通に歩く程度の散歩では飽き足らないようで、外で一緒に運動するのが苦手な方には不向きな犬種かもしれません。また、知能が高いので、肉体的によく動くだけでなく、頭を使う遊びも取り入れて刺激を与えるのがよいでしょう。

 

被毛はダブルコートになっており、換毛期には、下毛がたくさん抜けるので、ブラッシングして抜け毛をとってあげましょう。JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)によると、毛色は様々な色が認められていますが、ホワイトの部分が多いのは好ましくないようです。

 

歴史

原産地はイギリスで、ボーダー・コリーは、もともとは、単に「スコットランドの牧羊犬」と呼ばれていました。名前にある「ボーダー」は、イングランドとスコットランドの国境地域が原産地であることに由来しているという説があります。また、イングランドから見たスコットランドが辺境にあたることから、辺境の牧羊犬という意味も込められているそうです。「コリー」は、スコットランドの言語で「牧羊犬」を指します。そして、「ボーダー・コリー」という名前が初めて使われたのは、1915年で、ラフ・コリーなどの他のコリー犬と区別するためだったと言われています。

 

8世紀後半から11世紀に、ヴァイキングがイギリスへスカンディナヴィア半島から渡った際に一緒に連れていたトナカイ用の牧畜犬が、ボーダー・コリーの祖先だと考えられています。そして、イギリスの在来の犬種と混ざり合いながら、牧羊犬として大変活躍しました。

 

ショー・ドッグに早くから出ていた他のコリー犬とは違い、牧羊犬としての作業能力が重要視されたボーダー・コリーは、都市住人や国外に知られる機会が遅く、独立した犬種としての公認も遅れ、イギリスのケネル・クラブによって公認されたのは1976年となっています。さらに、アメリカ・ケネル・クラブ(AKC)で公認されたのは1995年のことです。

 

また、「ヘンプ(Hemp)」(1893~1901)という名前の犬が、ボーダー・コリーの元祖であり、ボーダー・コリーの“父”とも言われています。ヘンプは、他の吠える牧羊犬と違い、静かに羊たちを扱い、そのスタイルがボーダー・コリーのワーキングスタイルとなったようです。

 

ちょこっとコラム

■JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)が公開している登録頭数によると、1999年の24位以降、徐々に人気が上昇し、2009~2013年にかけて19位を維持しています。